従業員にとって
従業員満足を基調とする経営は、従業員を楽にするとか従業員に気をつかうということではないことも以前述べました。ある意味、従業員自ら満足を勝ち取る必要であり、そのために努力しなければいけないということです。しかし、従業員満足の経営が軌道に乗れば、やらされ仕事ではなく、従業員は自ら考え行動することで、より仕事の達成感や自己実現を可能にすることができます。これがマズローの欲求段階説による承認の欲求や自己実現の欲求を満たすことにつながります。さらに経営理念が社会貢献と結びついていれば、最近段階説の超段階の第6段階の「自己超越」の欲求も満たしてくれることになり、さらに従業員は自己の欲求を満たすことができることになります。そうすると仕事が楽しく、笑顔になります。